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刑事裁判を傍聴しよう!

<裁判傍聴マニュアル>



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裁判の傍聴は原則自由だ。裁判が開催されていれば、いつでも、誰でも、自由に傍聴できる。もちろん無料、予約も必要ない。(家庭裁判所は非公開)

これは「裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行う」と憲法で規定していることに基づいている。
趣旨は、裁判が公正に行われるよう、常に国民が監視できるシステムにしておけ、ということであり、裁判を傍聴するということは、裁判が公正・公平に行われているか監視するという重要な役割をもつ、たいへん意義深いことなのである。

裁判の傍聴に一番適する裁判所はなんといっても地方裁判所である。
その日何時から、どの法廷で、何の事件について、どんな内容の裁判が行われるかは、案内所に置いてある開廷表を閲覧することができるので、あらかじめ目を通すなり、興味のある事件についてはメモなどに控えておけばいいだろう。

傍聴人が多数になると予想される裁判は、先着順や抽選で傍聴券を入手しないと傍聴できない。
その場合は、開廷表や裁判所の玄関付近の掲示板に事件名、配布日時、配布方法や枚数、集合時間・場所などが案内されている。

各法廷入り口横にはその法廷で当日行われる裁判の開廷時間と被告人名などが記されたボードが掲示されている。それを横目で見ながら法廷に入る。

傍聴する前にルールとマナーを把握しよう。
法廷では私語は厳禁、勿論ヤジや罵声も一切だめだ。メモを取ることは許されているが録音やカメラなどの撮影は禁止。服装は自由だが、鉢巻・ゼッケンは禁止。帽子は特に理由がない限り脱帽。履物は下駄履き以外はOK。傘や大きな荷物は持ち込めない。飲食は当然だめ。
いろいろ制限がありそうだが、普通におとなしくしていれば、特に問題になることなどなにもない。

マナーとしては、法廷に入る前に必ず携帯電話のスイッチはOFFにしておくこと。(開廷中に呼び出し音を鳴らすと、裁判官によっては退廷を命じることもある)
法廷の外では、開廷を待つ被告人自身(保釈中や在宅起訴)やその家族など、裁判関係者もいることを認識し、大声での会話や悪ふざけは厳禁だ。
裁判は生身の人間がすべてをさらけ出す真剣な場であることを十分認識し、ルールとマナーを守り、節度ある傍聴を心がけなければならない。

法廷に入ると緊張感が漂う。
腰縄と手錠をかけられた被告人が入廷する。検察官・弁護人・書記官らがスタンバイする。裁判官が入廷し開廷だ。
最初はただ裁判の成り行きを見ているだけでいい。法廷用語を覚えたり、裁判の手続きを知っておく必要はない。それらは傍聴の回数を重ねると自然にわかってくる。

節度ある真面目な傍聴を続けると、裁判関係者や法廷ウオッチャーともよい意味での交流が生まれることもある。
弁護士・検察官・被告人自身やその家族などの裁判関係者、事件の被害者本人、マスコミ記者などから思わぬ話を聞くこともある。
ベテランの法廷ウオッチャーからは進行中の裁判の事件内容や、いつ、どの法廷で注目の裁判があるかなどの情報を得ることもある。

こうなると、また違った意味で傍聴の興味が増してくる。
いろんな人と交流し、情報や知識を得ることは自分にとってプラス作用をもたらすはずだ。
まずは肩の力を抜いて、リラックスし、気軽な気持ちで裁判所へ足を運ぼう。                              TOPへ